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ストックフォトサイト6社の写真審査比較

ストックフォト審査
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こんにちは いもです。

ストックフォトサイトのクリエイター会員登録が終わったら、撮影した写真の審査申請です。

ストックフォトサイトに写真をアップロードし、その写真1枚1枚に情報(タグ・タイトル等)を入れていきます。

この作業には手間がかかり正直面倒くさいので、ここをいかにコツをつかみ効率化していくかがストックフォト副業を継続していくための1つのポイントとなります

各サイトでのやり方詳細は別記事に書きますが、まずはストックフォトサイトによって審査に関する要件や基準、特徴に違いがあることを横並びで理解してください。

前回の記事で登録方法を比較した大手6社について見ていきます。

ストックフォトサイト
ストックフォトサイトの利用規約とクリエイター登録方法の6社比較 こんにちは いもです。 ストックフォトサイトで写真を売るためには、最初に「クリエイター登録」が必...

サイトにアップロード可能な写真の「要件」比較

まずここでは審査を受けられる写真(アップロード可能な写真)の要件について紹介します。

画像サイズ/解像度・ファイルサイズの違いや、形態(要件)に各社のルールがありますので、まずはそれを把握してください。

なおPhotolibrary以外はスマホで撮影した写真も審査提出できますが、画像サイズ/解像度や品質に関する要件は一眼レフカメラで撮影したときと同様です。

大手6社のデータ要件(画像サイズ・解像度等)比較

会社名  画像サイズ/解像度  ファイルサイズ  写真の形態
PIXTA長辺と短辺の合計
1,301px以上
35,000px以下
解像度(相対)
300dpi(推奨)
1ファイルあたりの容量 
50MB以下
JPEG
スマホで撮影した写真も可
Adobe Stock最小解像度(絶対)
4Mpx(400万画素)
最大解像度(絶対)
100Mpx(1億画素)
1ファイルあたりの容量 
45MB以下
JPEG
スマホで撮影した写真も可
iStock最小解像度(絶対)
3Mpx(300万画素)
最大解像度(絶対)
256Mpx(2億5,600万画素)
    ーJPEG/JPG
スマホで撮影した写真も可
Shutter stock最小解像度(絶対)
4Mpx(400万画素)
    ーJPEG
スマホで撮影した写真も可
amanaimages PLUS画像サイズ
短辺2,400px以上
解像度(相対)
72dpi ~ 350dpi
    ー JPEG
スマホで撮影した写真も可
Photolibrary縦+横で6,800px以上(約12,000画素)、上限は長辺が7,000px以下20MB未満JPEG
スマホで撮影した写真は不可

【相対解像度】
画像サイズ/解像度の列で「相対」と書かれているのは「相対解像度」のことです。ディスプレイ上の画像データを印刷したり、逆に印刷物などをスキャナーでスキャンする際に使われる表記です。○○dpi(dot per inch)と表示されます。

ちなみにWEBで使う画像は、72dpiの解像度が一般的で、印刷では300dpi~350dpiが一般的と言われています。

【絶対解像度】
「絶対」と書かれているのは「絶対解像度」のことです。ディスプレイ上の画像の大きさをピクセル数で表す表記です。○○px × ○○pxと表示されます。

上の表のとおりストックフォトサイトによって審査提出できるデータの要件は異なります。

写真を撮影する前には、この要件を満たす値にカメラ設定されていることを確認ください。

たとえいい写真が撮れたとしても、このルールを満たせていない画像は審査に提出できませんので注意が必要です。

撮影した写真のデータ要件(サイズ・解像度等)確認方法

それでは撮影した写真の画像サイズ/解像度・ファイルサイズはどのように確認したらよいのでしょうか。

一番簡単な方法は、画像ファイルを右クリックして「プロパティ」を開いて確認する方法です。

ここではある1枚の写真のプロパティが上に貼り付けた画像にある数字(①~⑤参照)だと仮定して、この写真が各社のデータ要件を満たしているかどうかを確認してみます。

最初に結論を言うと、この画像(プロパティ)は、全ての会社の要件(ルール)を満たしていました。

ここではプロパティのどの部分を確認しているのかを理解してください。

いもさん

プロパティの画像はクリックすると大きく見やすくなります

PIXTA(ピクスタ)の場合

審査に提出できるデータの要件上の画像のプロパティの数字
【画像サイズ】
 長辺と短辺の合計 
 1,301px以上 35,000px以下

【解像度】
 解像度(相対) 300dpi(推奨)

【ファイルサイズ】
 1ファイルあたりの容量 
 50MB以下
【画像サイズ】
 長辺と短辺の合計
 ④より 5,184+3,456=8,640px

【解像度】
 解像度(相対) ⑤より 300dpi

【ファイルサイズ】
 ②より 1.83MB

PIXTAの画像サイズ要件は長辺と短辺の合計ですので、④にあるとおり 5,184+3,456=8,640pxとなり要件を満たしています。

解像度、ファイルサイズも要件を満たしています。

Adobe Stock(アドビストック)の場合

審査に提出できるデータの要件上の画像のプロパティの数字
【解像度】
 最小解像度(絶対) 4Mpx(400万画素)
 最大解像度(絶対) 100Mpx(1億画素)

【ファイルサイズ】
 1ファイルあたりの容量  45MB以下
【画像サイズ/解像度】
 解像度(絶対)③より 
 5,184x3,456=17,915,904(18Mpx)

【ファイルサイズ】
 ②より 1.83MB

Adobe Stockの要件は絶対解像度の最小と最大なので、③の数字を基に計算して5,184x3,456=17,915,904(18Mpx)となりの要件を満たしています。

ファイルサイズも要件を満たしています。

iStock(アイストック)の場合

審査に提出できるデータの要件上の画像のプロパティの数字
【解像度】
 最小解像度(絶対) 3Mpx(300万画素)
 最大解像度(絶対) 256Mpx(2億5,600万画素)
【解像度】
 解像度(絶対)③より
 5,184x3,456=17,915,904(18Mpx)

iStockの要件は解像度だけです。

その要件は絶対解像度の最小と最大なので、③の数字を基に計算して5,184x3,456=17,915,904(18Mpx)となり画像サイズの要件を満たしています。

Shutter Stock(シャッターストック)の場合

審査に提出できるデータの要件上の画像のプロパティの数字
【解像度】
 最小解像度(絶対)4Mpx(400万画素)
【解像度】
 解像度(絶対)③より
 5,184x3,456=17,915,904(18Mpx)

Shutter Stockの要件も解像度だけです。

その要件は絶対解像度の最小ですので、③の数字を基に計算して5,184x3,456=17,915,904(18Mpx)となり画像サイズの要件を満たしています。

amanaimages PLUS(アマナイメージズプラス)の場合

審査に提出できるデータの要件上の画像のプロパティの数字
【画像サイズ】
 画像サイズ 短辺2,400px以上

【解像度】
 解像度(相対)72dpi ~ 350dpi
【画像サイズ】
 ④より 短辺 3,456px
 
【解像度】
 解像度(相対)⑤より 300dpi

amanaimages PLUSの画像サイズ要件は短辺のサイズですので、④の短い数字が3,456pxですので要件を満たしています。

また解像度の要件は相対解像度で、⑤の数字から見て要件を満たしています。

Photolibrary(フォトライブラリー)の場合

審査に提出できるデータの要件上の画像のプロパティの数字
【画像サイズ/解像度】
 縦+横で6,800px以上(約12,000画素)、
 上限は長辺が7,000px以下

【ファイルサイズ】
 20MB未満
【画像サイズ/解像度】
 ④より 縦+横 5,184+3,456=8,640px
 長辺 ④より 5,184px

【ファイルサイズ】
 ②より 1.83MB

Photolibraryの画像サイズ要件の内、長辺と短辺の合計は④にあるとおり 5,184+3,456=8,640pxとなり要件を満たしています。

また長辺の上限も④を見ると5,148pxで要件を満たしています。

ファイルサイズも要件を満たしています。

ストックフォトサイト6社の審査基準比較

アップロードできる写真の要件(ルール)の次は、各社の「審査基準」について見ていきます。

品質、独創性、法律面など、審査で見られるところはおおよそ一緒ですが、各社が定める「ガイドライン」では、それぞれが特に重視している点が書かれています。

一部を抜粋してご紹介します。

会社名重視している点(ガイドライン記載)
PIXTA以下のポイントがストックフォトとしてのクオリティを満たしていること
・ピント、露出、ホワイトバランス、構図
・ノイズ、画像の粗さ、高い圧縮率による画像の劣化
・被写体や内容
・背景の雑然としたスナップ写真、当該ストックフォトに既に多く登録されているテーマの写真でないこと
・セレクトが不十分な写真(連続する類似カットや単に色を変えただけの写真)でないこと
・日付や作者名等不要な文字が入っていたり、過度なレタッチ・フィルター処理がされているなど、素材として使いづらくなる加工がされている写真でないこと
・写真をイラストや水墨画タッチにフィルター加工しただけの写真でないこと
Adobe Stock法律の基本(以下の場合、モデル・プロパティリリース必要)
・画像の中の人物が自信を確認できるか
・資産の所有者がその資産を確認できるか
品質基準
・輝度と露光量が適切に設定されていること
・目に見えるノイズやダストがないこと
・適切に構成されていること
・目立たない処理が施されていること
iStock・コンテンツの関連性、適合性
・品質
・独創性
・法的懸念
Shutter Stock・出来栄え :写真や動画のライティング、ピント、ノイズなど
・メタデータ :タイトルとキーワードの正確さと関連性、コンプライアンスの制限
・知的財産権 :コンテンツの商標または知的財産権を侵害している可能性、著作権を侵害している可能性
・使用許諾書:必要なプロパティまたは肖像権の使用許諾書の要件
・ポリシー:類似のコンテンツやスパミングなど
amanaimages PLUS ストックコンテンツとして安全に使用できるか、マーケットニーズに合っているかに照らし合わせ次の観点で審査
・「登録・販売を禁止している素材」に該当しないか
・人物写真の場合、モデルリリースの取得がされているか
・撮影許可および使用許可が必要な被写体の場合、プロパティリリースを取得しているか
・ユーザーが使用するにあたって特別な申請が必要ないか
・画像のクオリティ・スペックが適切か
・タイトルやタグに誤った情報がないか
・明るさ・ピント・ホワイトバランスなどが適切か
・適度なコピースペースが確保されているか
・テーマがマーケットのニーズと合っているか
・演出・セッティング・スタイリング等が時代に合っているか
Photolibrary・デジタル一眼レフのみ可能(スマホ・コンパクトカメラ不可)
・写真のファイル名は半角英数字のみ(全角文字はNG)sakura_1.
・画像・画質、タグ・タイトル、権利

いもさん

同じ写真を審査に出しても、合格する会社もあれば不合格となる会社もあります。写真審査を受け続けていると、各社が審査で何を重視して見ているのかがなんとなく見えてきます。

ストックフォトサービス6社の審査の特徴・傾向比較

次にストックフォトサイト6社を実際に使ってみて分かった審査の特徴を比較します。

審査申請手続きの特徴比較

会社名申請手続きの特徴
PIXTA・入力する写真情報(タイトル・タグ等)は全て日本語で可
・写真単位で独占販売、定額制販売をするかが申請時に選べる
一定期間内(約1カ月)にアップロードできる枚数に制限あり数か月毎に上限枚数が増えていく仕組み
Adobe Stock・入力する写真情報(タイトル・タグ等)は全て日本語で可
・写真をアップロードする時に、手元のフォルダにある写真の順番とアップロードされた写真の順番が異なることがあり注意が必要
iStock・タグは日本語でもOKだが、タイトル・説明は英語で行う必要がある
・タグ付けが最もしにくいため申請に少し手間がかかる
タグはiStockが用意したものの中からしか選べないため不便
Shutter stock入力する写真情報(タイトル・タグ等)は全てを英語で行う必要がある
・審査申請は特に問題なく行える
・日本語(英語以外の言語)が写りこんでいる写真は却下される
amanaimages PLUS・入力する写真情報(タイトル・タグ等)は全て日本語で可
・写真単位で独占販売、定額制販売をするかが申請時に選べる
・タグの数が59個まで付けられる(他社は50個)
Photo Library・入力する写真情報(タイトル・タグ等)は全て日本語で可
最初は上限25枚まで 売上や審査通過率に応じて上限が増える
・写真ファイルの名前(タイトル)は半角英数字でないとアップロードできない
写真サイズ毎に販売価格を出品者が決められる
・複数写真を同時にアップロードできないので手間と時間がかかる
・フリー画像(0円)に設定することも可能
・タグの区切りは半角カンマかエンター、タブのみ
・写真1枚1枚で審査項目をみたしていることやノイズ、ゴミ、ブレ、ピント、明るさ、コントラストに問題ないことを確認し☑を入れる必要がある

いもさん

PIXTAは一定期間内(1カ月)に審査申請できる枚数に制限があり最初の頃はそれが嫌でした。しかし1年ほど経とうとしたころから制限枚数が100枚→300枚→500枚と数カ月おきに跳ね上がり、売れ行きが急に良くなりました

審査スピードの比較

会社名審査スピード
PIXTA審査結果がでるまでかなり時間がかかる
Adobe Stock 2日~4日 程度
iStock 1~3日 程度
Shutter stockとにかく早い
数分~当日
amanaimages PLUS10日程度
Photo Library数日から2週間

いもさん

審査スピードはその時々で違いますがShutter stockの審査スピードは毎回早いです。PIXTAは一定期間内(約1カ月)にアップロードできる枚数が決められているため、審査もその期間内に終わらせるという流れのようです

審査結果の特徴・傾向比較

会社名審査結果の特徴・傾向
PIXTA・さほど審査は厳しくない
・技術面での不合格が他社より少ない(撮影技術は少ないが編集技術はそれなり)
Adobe Stock・審査はそれなりに厳しい
・審査不合格となった理由が明確に示されないため改善がしにくい
・「技術的な問題」として不合格となるケースが多い
・「類似の画像」が理由で不合格になるケースも多い
・モデルリリース、プロパティリリースはとてもシビア。後ろ姿の写真でも求められる
iStock・モデルリリース、プロパティリリースがとてもシビア。特にプロパティリリースが厳しく求められ、他社では不要な画像でも必要とされる
Shutter stock・審査は最も厳しく、技術面での指摘多い
amanaimages PLUS・かなり厳しそうだが現時点では詳細不明
Photo Library・さほど審査は厳しくない

いもさん

amanaimages PLUSは回審査を6回連続で不合格となっており、まだ販売ができていない状況です。全ての不合格理由が「撮影テーマ屋演出内容が商用素材として適していません」となっており、審査基準はかなり厳しいと思われますが実際のことが分かった時点で追記します