3) 中古品販売

40代、50代の副業に、転売・せどり(物販)をおすすめしない理由

物販

こんにちは いもです。

転売・物販を副業にして儲けよう」と薦めているYoutube動画やブログ記事がネット上にはたくさんあります。

物を売る副業は「お金を手に入れやすい」のは確かです。しかし、40代、50代が始める副業としてはおすすめできませんので、その理由を紹介します。

なお、「転売」と「物販」は同じような意味で用いられることもあります。しかし一般的に、「転売」とは小売店から購入した商品を別の場所で販売する行為、「物販」とは、商社や卸業者から品物を仕入れて販売する行為をさします。

この記事では「転売」と「物販」を明確に区別し、「物販」は資金面や在庫面などで一般人が副業として行うのは難しいことから、最初から副業対象から除外しています。

また、「転売」と「せどり」は基本的には同じものですので、この記事では「転売」の用語で統一しています。

副業で行う転売のノウハウとは

副業で行う転売のイメージ

一般の人が副業で転売をする時のイメージを上の図にまとめました。転売の作業は大きく分けて「仕入」と「販売」の2つに分けられます

そして、日本国内で仕入れて、海外に販売する物を「輸出転売」、日本国内で仕入れて日本国内で販売する物を「国内転売」、海外で仕入れて、日本国内で販売する物を「輸入転売」と言います。

「仕入」のノウハウ

「仕入」のポイントは、「いかに安値で仕入れられるか」です。そのために、何を仕入れれば売れるのか、いくら位で仕入れれば利益が出せるのか、といったことを調べる(リサーチ)方法や、リサーチに使うツールの使い方などが主なノウハウになります。

安値で仕入れられる仕入先が、商品によってはネットだったり、店舗だったりします。その違いによってノウハウも異なります。

この「仕入」のノウハウを習得するのは結構難しいことです。そればかりか、売れる商品のリサーチは常に行わなければならない作業です。一度売れた商品であっても、競合する相手が出てきたり、市場の変化で需要がなくなる運命にあるからです。

「販売」のノウハウ

「販売」のポイントは、「いかに高値で販売できるか」です。そのために、顧客が商品を買ってくれるためにはどうすべきか、少しでも高値で買ってもらうためにはどうすべきかが主なノウハウがになります。

高値で販売できる販売先が、国内向けならヤフオクやメルカリ、海外向けならamazonやebayだったりします。

販売には、出品、購入者とのやり取り、梱包、発送などが含まれますが、これらは定型化しやすいノウハウです。手間はかかりますが、一連の作業を覚えてしまえば比較的簡単にできる作業です。

転売のノウハウを習得したい人が知っておくべきこと

ノウハウを教える立場の人は、「本業」で転売をしている人

サラリーマン時代に転売を副業で始めて、儲けられるようになって会社を辞めた」というストーリーは、ても魅力的に聞こえます。

しかし、今、自分の置かれた状況をよく考えてみてください。その人が教える転売ノウハウを、サラリーマンの仕事(本業)と掛け持ちをしながら「副業」で本当に実現できるのでしょうか。

転売は他の副業と比べると、確かに「すぐにお金を手に入れられる」副業です。しかし、稼ぎ続けることは大変で、利益を得ることはもっと大変です。

転売の技術やノウハウを情報発信したり、教えている人の多くは「本業」として転売に取組んでいる人です。作業をするための十分な時間もあれば、仕入れるための資金もあります。商品リサーチに費やした時間の蓄積もありますし、在庫を抱えて失敗した経験もあるはずです。

だからこそ、技術やノウハウを公表することができる立場となり、それを売ってお金を得ることができているのです。

そのような立場になりたいと考えるのは自由ですが、「そもそも違う立場にいる人の話である」ということを忘れないでください。

転売に取組んでみて、はじめてわかったこと

私はサラリーマンの副業として、40代になってから転売に取組みました。一生懸命取り組んで売上は上がりましたが、利益はほとんど取れませんでした

そして、実際に取組んでみてはじめて見えたことが多くありました。結果、今はもう転売を続けていません。転売に取組んでみて、はじめてわかったことをまとめました。

プラスポイント

・商品はすぐに売れ出すので、稼ぎやすい
・技術・ノウハウは簡単で誰でも始めやすい
・やり方次第で商品が売れやすくなったり、高く売ることができる

マイナスポイント

・作業に費やす莫大な時間が必要で、手間が多い
・元手となる資金がなければ売上も利益も増やせない
・クレジットカードで仕入れる手法もあるが、自転車操業に陥る
不良在庫を抱えてしまう
・長く続けていく仕事として、面白みが少ない
・仕入・販売の作業をひたすら繰り返す必要があり飽きる
・リサーチして売れ始めた商品も、しばらくすると他の人が真似して売り始めるので利益が取れなくなる
豊富な資金を持っている人に勝てない
・競合相手が多く値下げ競争になりやすい
・副業で取組む人が本業で取組む人と戦うのは勝ち目がない
・部屋中が在庫と梱包用段ボールで一杯になる
・作業効率化のために外注することもできるが、その分を賄う売上・利益を上げる必要がある
・作業が多く、歳をとったり体が不自由になった時に続けることができない
・売れる商品を見つけるためにリサーチし続けなければならない
・プラットフォームの規約変更などで、売上などが大きく左右されてしまう
・海外を相手に商売すると、為替リスクや国際情勢変動リスクが大きい

いもさん

「転売は本業で月50万円稼げるので、副業ならすぐに月20万円稼げます」なんて言っている人もいますが、副業で稼ぐのはそんな簡単なことではありません。それにこれは売上のことで、利益ではないですよね

40代、50代の副業に転売は向いていない理由

転売はリスク要因が多すぎる

40代、50代が副業でビジネスを始める時には、起こりうるリスクを事前に知っておく必要です。転売は、40代、50代が副業として行うにはリスク要因が多すぎます。

まず最初に、ホリエモンが提唱しているビジネス4原則と照らし合わせてみます。これは本業ビジネスについて言った4原則であり、サラリーマンの副業とは異なります。とは言え、副業の場合にもほとんどが当てはまります。

その4原則に対して、転売はどうなのかを( )内に追記しました。

ビジネス4原則

1. 小資本ではじめられる
 (転売にはある程度大きな仕入資金が継続的に必要)
2. 在庫がない
 (商品在庫だけでなく、梱包資材在庫などが多数)
3. 利益率が高い
 (新品商品は利益率低い上に、同業者と価格競争になりやすい)
4. 毎月の定期収入が確保できる
 (プラットフォームの規約変更、同業者や市場の動向などで不安定)

転売は40代、50代の生き方に合わない

次に、40代の私が副業として転売に取組んできた経験から、40代、50代の副業に転売が向いていないと感じたポイントをまとめました。

向いていないと感じたポイント

・作業時間が多く、本業や生活への影響が多すぎる
・自分のこれまでの人生(本業・趣味・経験・生活)を活かせる副業ではない
・やっていて楽しめる・人の役に立つ副業とは言えない
歳をとっても体が不自由になっても続けられる副業ではない

最後に

「転売」には誰にでもできそうなイメージがあるため、取り組もうと考える人が多い副業です。しかし、40代、50代の人にはおすすめできない理由が、お分かりいただけたのではないでしょうか。

実際に取組んでみないと見えてこないことも多くありますが、これから転売を始めようとしている人がいれば、一つの参考意見としてください。

とはいえ、転売で必要な「安く仕入れる力」と「ネットで高く売る力」は、どちらも有益です。特に「ネットで高く売る力」は重要で、その力さえあれば、お金に困った時に不用品を売ってお金に換えることができるようになります。

いもさん

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中古品を売る方法
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