2) ストックフォト

複数のストックフォト審査に効率よく写真を出品する方法

審査項目

こんにちは いもです。

今回はストックフォトでの稼ぎ方を具体的に見ていく第4回目です。今回は、複数のストックフォト審査に効率よく写真を出品する方法を紹介します。

このサイトではストックフォトサービス各社(PIXTA、Adobe Stock、iStock、Shutter Stock)で写真を販売しながら、それぞれのストックフォトサービスを比較しています。今回は、同じ写真をその4つのサイトに審査申請する場合の効率的な申請方法です。

ストックフォトサービスのサイトに写真をアップロードでする場合、写真1枚1枚にその写真の説明情報を入力する必要があります。

各社それぞれ、フォーマットも入力項目も異なりますが、「写真タイトル」と「タグ=キーワード」の入力は、どのストックフォトサービスでも等しく要求されている共通項目です。

実は、この「写真タイトル」と「タグ=キーワード」の入力が、最も手間のかかる項目で、審査申請作業を効率的に行うためのポイントになります。

作業1: タイトル・タグ(Keyword)一覧表の作成

審査項目一覧表

まず最初に、1枚1枚の写真に付ける「写真タイトル」と「タグ=キーワード」をまとめた表(写真タイトル・タグ(Keyword)一覧表)を作成します。

この作業はエクセルやワードではなく、優れた翻訳機能が備わっている「Googleスプレッドシート」で行います。

「Googleスプレッドシート」とは、Google社が提供している無料で使える表計算ソフトで、マイクロソフト社のExcel(エクセル)と同等もしくはそれ以上に便利な機能を持っています。

Excelのようにソフトをパソコンにインストールして使用するのではなく、インターネットを介して使用するWebアプリケーションです。すなわち、ダウンロードやインストールは必要ありません。

Googleスプレッドシートを詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

「Googleスプレッドシート」を使う最大の利点は、日本語で入力した単語を数式を使って英語に自動翻訳してくれる点です。

STEP1: タイトルとタグ(Keyword)を日本語で入力

まず最初に、それぞれの写真に合わせて「タイトル」と「タグ(Keyword)」を日本語で入力します。「タイトル」と「タグ」の付け方のコツは、別の記事で紹介していますのでそちらもご覧ください。

Shutter Stockに審査申請する場合、タイトルには英単語5語以上の文が必要になります。日本語で作った「タイトル」を、後で英語翻訳するため、日本語で「タイトル」を作る時には、あまり短い文にならないように気を付けてください。

各社の審査申請ページに「タグ(Keyword)」を入力する時は、タグとタグの間を半角のカンマ(,)で区切るよう求められます。しかし、「写真タイトル・タグ(Keyword)一覧表」に「タグ (Keyword)」を入力する時は、上の写真の通りタグとタグの間には全角スペース(□)としておきます

写真タイトル
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STEP2: タグの全角スペース(□)を半角カンマ (,)に置換する

① 次に、画面上部にあるツールバーの「編集」から「検索と置換」を選びます。

検索と置換2

② 「検索と置換」画面が表示されたら、「検索」欄に全角スペース「置換後の文字列」欄に半角カンマと半角スペースを入力してください。そして「すべて置換」をした押した後に「完了」を押してください。

タグ置換

③ すべての「タグ(Keyword)」が半角カンマ(,)に置換されていることを確認する。

STEP3: 「タイトル」「タグ(Keyword)」を英語に翻訳するための数式を入れる

「写真タイトル・タグ(Keyword)一覧表」のひな型に数式を入れておくだけで、英語への自動翻訳がgoogleスプレッドシート上で実施されます。

英語の「タイトル」「タグ(Keyword)」の列を作り、それぞれのセルに以下の数式を入れてください。

=GOOGLETRANSLATE(●●,“ja”,“en”)

●●部分には、STEP1で入力した日本語「タイトル」および「タグ(Keyword)」のセル番号を入力

”ja” は日本語、”en” は英語を表しますので、「日本語を英語に翻訳する」という意味です。”zh” が中国語、”ko” が韓国語、”es” がスペイン語、”fr” がフランス語と、そのほかの言語でも使えますので、この数式を覚えておくといろいろな場面で使えます。

しかし、この数式はGoogle翻訳を使っている「Googleスプレッドシート」だけで使える数式です。Excelでこの数式は使えません。

・自動翻訳した「タイトル」の英訳が多少正しくない場合もあります。念のため確認し、必要な場合は手入力で修正してください
・「タグ(Keyword)」を英訳すると同じ単語が複数回出てくることがあります。不要な場合は削除してください

STEP4: 英訳した欄の「貼付用」を作成する

STEP3で英語に自動翻訳したセルには数式が入っています。そのため、そのセルをコピーして「審査申請ぺージ」に貼付けるとエラーとなってしまいます。

それを避けるために、「貼付用」という列を設けて、そこに数式の入っていない英語の「タイトル」「タグ(Keyword)」を貼り付けます。

① STEP3で英語に自動翻訳した「タイトル」「タグ(Keyword)」を選択し、右クリックして「コピー」を選択します。

②ツールバーの「編集」「特殊貼り付け」「値のみ貼り付け」を選べば、数式を抜かした値だけがコピーされます。

英語タイトルタグ貼付用

STEP5: タグの個数をカウントする

最後に「タグ(Keyword)」数を自動計算する数式を紹介します。これは、STEP5としていますが、「写真タイトル・タグ(Keyword)一覧表」のひな型を作るときに、「タグ数」の欄を作っておくことをおすすめします。

不必要に多く入力する必要はありませんが、どのストックフォトサービスでも、「タグ(Keyword)」は50個まで入力可能です。

作成したタグの個数がいくつになったかを把握するためには次の数式が役立ちます。

=SUM(LEN(●●)–LEN(SUBSTITUTE(●●,“,”,“”)))/LEN(“,”)+1

●●部分には、日本語「タグ(Keyword)」のセル番号を入力

なお、この数式は半角カンマ(,)の数を数える形にしています。STEP2で半角カンマ(,)に変更した後でないと、個数は表示されません。

作業2: タイトル・タグ(Keyword)の貼付け

作業1で作成した「タイトル・タグ(Keyword)一覧表」を使い、各社(PIXTA、Adobe Stock、iStock、Shutter Stock)の審査申請サイトにタイトルとタグ(Keyword)を貼り付ける作業です。

PIXTAサイト 審査申請ページへの貼付け

PIXTAサイトには「タイトル・タグ(Keyword)一覧表」の日本語(貼付用)部分(作業1STEP1参照)のタイトルとタグ(Keyword)を貼り付けます。

赤枠部分にコピペするだけの作業ですのでとてもシンプルです。

Adobe Stockサイト 審査申請ページへの貼付け

Adobe Stockサイトには「タイトル・タグ(Keyword)一覧表」の日本語(貼付用)部分(作業1STEP1参照)のタイトルとタグ(Keyword)を貼り付けます。

タグ(Keyword)を貼り付ける場合は「キーワードをペースト」をONにしてから貼り付けてください。

赤枠部分にコピペするだけの作業ですのでとてもシンプルですが、これに加え「カテゴリ―とプロパティ(青枠部分)」を入力する作業が必要になります。

iStockサイト 審査申請ページへの貼付け

iStockの審査申請ページは、「タグ(Keyword)」だけは日本語での入力が認められています。とはいえ、iStockの強味は海外の顧客を対象にして写真を販売できる点ですので、「タグ(Keyword)」も含めて全ての項目を英語で入力する方が良いでしょう。

ここでは「タイトル・タグ(Keyword)一覧表」の英語(貼付用)部分のタイトルとタグ(Keyword)部分(作業1STEP4参照)を貼り付けます。

しかし、「タグ(Keywords)」iStockデータベースに納められた単語以外が入力された場合、上の写真のピンク下線の通りエラー表示文が出ます。

Keywords in red not found, click for suggestions, remove, or recommend a new keyword
(赤く表示されたキーワードが見つからなかったため、「候補」として提案されたものを選択するか、削除するか、新しいキーワードを入れてください)

「Suggestions=候補」というのは次にある2つの例のようなもので、自分で入れた「タグ(Keyword)(赤枠部分)」の下に、iStockデータベースに納められた単語(緑枠部分)が表示されます。その中に、自分の意図する単語があればそれを選択して差し替えることができます

エラーとして赤枠で表示されるKeywordがかなり多いため、1つ1つ修正していくのに手間がかかります。

この他にも「Description(説明)」「Date Created(撮影日)」「Country of Shoot(撮影国)」「Number of People(人数)」など(青枠部分)を入力する必要があり、他社と比べると作業量が多くなります。

いもさん

iStockには入力を効率化するために「Deep Meta」というアップロードツールが用意されていますが、ここではそれを使わない方法を説明しています

Shutter Stockサイト 審査申請ページへの貼付け

Shutter Stockサイトには「タイトル・タグ(Keyword)一覧表」の英語(貼付用)部分(作業1STEP4参照)のタイトルとタグ(Keyword)を貼り付けます。

「説明」欄(赤枠)には英語の「タイトル」をコピペすれば良いのですが、「5語以上の文」でないとエラーになります。エラーが出てしまった場合は「5語以上の文」になるよう修正してください。

「Keyword(=タグ)(赤枠)」もコピペするだけです。しかし、スペルミスや英語以外の言語で書かれた単語が入っていると、赤枠でエラーが表示されます。数としてはほとんどありませんが、赤枠が表示された場合には修正もしくは削除する必要があります。

青枠部分の「カテゴリ―1, 2」は日本語で用意されているリストから選択するだけですし、「場所」も一度入力すれば、次回から同じものが表示され選択するだけですので、手間はさほどかかりません。

最後に

ストックフォトサービスの審査申請手続きは意外と面倒くさいものです。しかし、ある程度の収入を得られるようになるためには、それなりの枚数の写真をインターネット上で売り続ける必要があります。

そのためには、審査申請を効率的に行える仕組みが不可欠です。

今回紹介した、googleスプレッドシートで作った「写真タイトル・タグ(Keyword)一覧表」は、日本語でも英語でも審査申請を行いたい場合に使える方法です。

しかし、効率的に出品することに重きを置く人は、最初から日本語か英語化の言語を絞って出品するストックフォトサービスを決めても良いと思います。

いもさん

前回の記事でおすすめしたストックフォトはAdobe StockとPIXTAだからどちらも日本語だけで出品可能です。しかし、英語で出品するiStockやShutter Stockは、日本人ライバルの参入障壁が高いのでそちらを選ぶ戦略もあります。もちろん4社全てに出品するという戦略もありえます。