2) ストックフォト

ストックフォトのタグ(キーワード)の付け方

ストックフォトのタグ

こんにちは いもです。

今回はストックフォトでの稼ぎ方を具体的に見ていく第6回目です。今回は、ストックフォトのタグ(キーワード)の付け方について記事にします。

このサイトではストックフォトサービス各社(PIXTA、Adobe Stock、iStock、Shutter Stock)で写真を販売しながら、それぞれのストックフォトサービスを比較しています。

写真を審査申請する時には1枚1枚の写真にタグ(キーワード)をつける必要がありますが、タグ(キーワード)に対する考え方や求めているものが各社微妙に違います。

この記事では各社を比較しながら、タグ(キーワード)についてのポイントを整理します。

ストックフォト写真のタグ(キーワード)の付け方

タグは、写真購入希望者が写真にたどりつくための手がかり

どのストックフォトサービスでも「タグ(キーワード)」は必須です。「タグ」と呼んだり、「キーワード(Keyword)」と呼んだりしますが、どちらも同じものを指しています(この記事では「タグ」という表現で統一します)。

そもそも「タグ」は何のために付けるのでしょうか。ストックフォト各社が出しているタグの定義をまとめました。

PIXTAAdobe StockiStockShutter Stock
呼び方タグキーワードキーワードキーワード
定義購入者が素材を探すときに使うキーワードお客様がコンテンツを検索するためのもの販売サイトで検索対象となる、売上を左右する最も重要な項目素材検索の手がかり

表中の青字部分をクリックすると、各社の引用元ページにリンクします。詳しくはそちらをご覧ください。

PIXTA: PIXTA Channel タグ付けについて
Adobe Stock:タイトルとキーワード
iStock: 【必読】キーワードの仕組みを大解剖!
Shutter Stock: タイトルとキーワードのガイドライン、ポリシー、およびベストプラクティス

ここから分かる通り、「タグ」は、写真購入目的でストックフォトサイトを訪れた人が、その画像にたどり着くために付けられた手がかりです。

写真を探す際に検索窓に打ち込む単語が、販売されている写真のタグとして付けられていれば、検索結果にその写真が表示されます。同じ形の「パズルのピース」が噛み合うようなイメージとも言えます。

「写真タイトル」は、googleなどを使って検索する人を意識すべきものでしたが、「タグ」はストックフォトサイトに写真を購入するために訪れる人を意識する必要があるということです。

すなわち、タグを考えるときは、ストックフォトサイトを訪れた人が、何に使う写真を探しており、どういう用語を打ち込んで検索しようとするかをイメージすることが重要になります。

タグ付けのルール・注意点

次はストックフォト各社のタグ付けのルール・注意点などを比較しました。どのストックフォトも最大50個までタグを付けられますが、写真から読み取れない関連性の薄い単語などを入れて個数を増やすことは逆効果のようです。

PIXTAAdobe Stock
入力のルール
・最大50個

・文章ではなく単語
・半角英数、全角ひらがな・カタカナ、全角漢字で入力
・タグ同士はカンマ(,)・全角スペースを入れて区切る
・正しく、幅広く、具体的に入力
・誤字脱字や普段使わない表示(例. 女性をジョセイと表示)は検索されない
・一般的な名称を正確に入力し、素材を見ても分からない情報は入れない
・写真に含まれないものや、写真を見ただけでは分からないものは誤ったタグと認識される(例. 2人の子供の写真で、1人が友達だからといって「友達」というタグ付けをすることはNG)
・適切でないタグを数多くつけても購入には結びつかない。むしろ検索の妨げとなり逆効果
・最小は5個、最大は50個
・50個埋めるより正確かつ適切であることが重要
・コンテンツに明確に該当する関連性の高いもののみ
・具体的でありながら詳しくなりすぎない(50個まで入力可能だが15~20個がおすすめ)
・すべて同じ言語(日本語)で付ける
・同じ動詞は1つだけ必要で、行為を終止形で記述する(例. 〇歌う ×歌おう、歌いたい)
・フレーズは、構成する単語にも分けて入力(北極ギツネ=北極, キツネ)
・名詞は単数のみでOK
・リストの最初の 10 個のキーワードは検索で特別に優先される。ただし、キーワード数を上限の 50 個まで設定すると、検索での各キーワードの重みが均等になる
望ましいタグ・被写体に何が写っているのか
・テーマ:何を表しているか、何に使われるか
・状態・動作・色:何をしているか・どんな状態か
・表情・感情・雰囲気:どんな感情か
・写り方:どんな写り方か
・背景:被写体の背景はどんな背景か
・基本的な要素と行為を記述した後、ストーリーを想起させるような、感情、気分、雰囲気、トレンドなどを描写する概念的なキーワードを追加する(例:孤独、子供時代、節目、お祝い)
・人物なし(画像に人物が含まれない場合は、人物なし、無人など)
・視点(高角度、真上など)
iStockShutter Stock
入力のルール
・虚偽や誤りなく、その写真を描写するキーワードを5個以上50個以下
・連想する単語を無闇に入力してはいけない。客観的に写真を見て、大体の人が納得するであろうキーワードのみを入力
・写真にそぐわないと判断されたキーワードは削除され、場合によっては警告通知が来る。悪質な場合はアップロード制限を設けることもある

・自由入力ではなく、システムに登録済のキーワードから選択して入力
・キーワードは翻訳されるため、多言語の検索にもかかる
・漢字、ひらがな、カタカナは紐づいているため、どれか一つで良い
・同義語も紐づいているため1つのみ入力すれば良い(例. 疑問符≠クエスチョンマーク≠はてな)
・上位語も紐づいているため1つのみ入力すれば良い(例. 日本人<アジア人<人間)
・関連性の低いキーワードを思いつく限り闇雲に登録する必要はない
・最大50個まで(ふさわしいキーワード25~45個程度が効果的)
・単語やフレーズを過度に繰り返して使用すると、スパムとみなされる。ポリシーを意図的に無視する行為は、アカウントの停止となる
・入力は英語のみ(日本語ページででタグは日本語に翻訳される)
・具体的で正確なキーワードが適切
・画像に描写された内容と直接関連する、または的確に説明されていることが必要
・無関係な用語や概念はNG
・一般的すぎるキーワードはNG
・クリエイターの名前、ウェブリンク、カメラ情報、商標はNG
望ましいタグ

・独立した単語又は句の羅列
・広範なトピック、感情、概念、または関連を含めることができる

各社の引用元は先に出した表と同じで以下の通りです。

PIXTA: PIXTA Channel タグ付けについて
Adobe Stock:タイトルとキーワード
iStock: 【必読】キーワードの仕組みを大解剖!
Shutter Stock: タイトルとキーワードのガイドライン、ポリシー、およびベストプラクティス

タグとして付ける単語の探し方

(1) 関連キーワード取得ツール ラッコキーワードで調べる

ラッコキーワード

タグとして付ける単語の探し方の1つ目は、過去にGoogleで検索された実績のあるキーワードを参考にする方法です。

そのために、ラッコキーワードというサイトを使います。ラッコキーワードは無料で使えるキーワードリサーチツールです。

上の写真のように「介護」という単語で検索した場合、「介護」を含んだ単語や「介護」と共に検索された「複合ワード」がずらっと表示されます。どういった単語に人々のニーズがあるのかを把握できます。

人々はどういった単語で検索しているのかが分かれば、その写真に関連する単語であれば、タグ付けすることができます。自分の頭だけでは思いつかないような単語にも出会えます。

ラッコキーワードは無料でも使えるツールですが、1日当たりに調べられる単語数に上限があります。ラッコIDに登録すると無制限で使えるようになりますので、下のリンクから新規登録しておくことをおすすめします(ラッコIDはストックフォト用だけでなくブログ等を作成する時のキーワードリサーチとしても有益です)。

ラッコキーワードの新規登録はこちらから

ラッコキーワードの新規無料登録はこちら

(2) ベテランクリエイターのタグ付けを参考にする

タグとして付ける単語の探し方の2つ目は、ベテランクリエイターのタグ付けを参考にする方法です。

これは、どのストックフォトサービスのサイトでやっても構いませんが、日本語でタグ付けができるPIXTAのサイトで手順を説明します。

確認する手順

1. ストックフォトサービスのサイトを開き、自分の写真のメインテーマとなるタグ(キーワード)を検索窓に入れて検索する(上の写真は「介護」で検索しました)
2. 上位表示された写真から、自分の写真と似ているものを選びダブルクリックして開く
3. その写真に付いているタグ(キーワード)を確認し、自分の写真に適したものがあれば抜き出して使う(タグは最初の数個だけ表示されていて、あとはかくれていることが多い。その場合は、「もっと見る」や「すべて表示」などを選択して表示する)

なお、よく売れている写真のタグを参考としたい場合は、サイト上の検索結果の表示を、「販売回数順」「ダウンロードの多い順」で並べ替えてから行うとよい

(3) Adobe Stockの自動キーワードツールを利用する

タグとして付ける単語の探し方の3つ目は、Adobe Stockの自動キーワードツールを利用する方法です。

Adobe Stockでは、写真をアップロードするとAIがその写真を自動的に判定して、最大25個のキーワード(タグ)を提案してくれます。これはとてもありがたい機能で、自分が思いつかない単語もAIが自動的に提案してくれることが多々あります。

まずは上の(1) 及び(2) の方法でタグを考え、そのタグをAdobe Stockに貼り付ける時にAIが自動的に出してくる候補の中から使えそうなものを選んで合体させます。作業手順は次の通りです。

作業手順

1. (1)(2) の方法を使いタグ案を自分で考える
2.「Adobe Stock」サイトを開き写真をアップロードすると、上の左写真のようにキーワードの欄に自動的にタグ候補が25個提案される
3.「キーワードをペースト」をONにすると、AIが出した候補の表示が右写真のように変わる。
4. 1.で作成したタグ案をAIが出したタグ候補の先頭にペーストする
5. 重複したタグや不要なタグを削除する

最後に

タグ付けは手間のかかる面倒な作業ですが、慣れてくれば写真を見るだけである程度スムーズに付けられるようになってきます。

しかし、各社のガイドラインにある通り、写真に含まれないものや写真を見ただけでは分からないものなど、不正確なものや不適切なものは「警告」や「アカウント停止」の恐れがあります。

そのような不適切なタグ付けは、写真の売れ行きにも悪影響を及ぼす可能性が高いため、注意が必要です。

また、タグの順番についてはAdobe Stockが「リストの最初の 10 個のキーワードは検索で特別に優先される」と明記していますが、他社は特に明記されていません。

とはいえ、同じように扱われている可能性がありますので、重要なタグは最初の方に付けるようにしてください。

タグの個数はAdobe Stockで「15~20個」、Shutter Stockで「25~45個」を推奨しています。それを考えると「20個~25個程度」は付ける方が良いでしょう。

また、iStockは「システムに登録済のキーワードから選択」や「単語の紐づけ」といった点で、他3社とは違う独自のシステムを構築しています。iStockを使う場合は、ガイドラン等を良く確認するようにしてください。